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お店をひらいて成功した方の声 - マイスター setsuko


明るく華やぐような雰囲気をお持ちのマイスターsetsukoさんに 花のビジネスに
ついて聞いてみました。

インタビュア・・・松原和枝



― 花のビジネスを始める前のご職業は何ですか?
 少しブランク期間がありますが、以前は外資系の秘書をしていました。


― 花のビジネスを始めたきっかけをお聞かせください。
 仕事を辞めた後、子育ての期間があり「これから私にできることは何なのか」と考えたのです。そして年をとってからでも好きなことをずっと続けられると一番いいな、と思いました。 お花は小さい頃からずっと好きで、1度は花屋さんになろうと思った位でした。

そのような時、学生時代の友人が、プリザーブドフラワーの教室を自宅で始めたこともあって、それでアイビーの体験教室に行ってみました。そうしたらハマって引き寄せられてしまいました(笑)。中井先生のお言葉に説得力があったのです。 プリザーブドフラワーは小さい頃に習っていた生け花とは違いデザイン的にとらわれないので本当に楽しかったです。また作った商品をネットで販売できる点も魅力でした。

― 花のビジネスを始めて、大変だったことは何でしょうか?
まずネット販売ですので、自分で商品の写真撮影や画像加工、ページレイアウトの設定をしなければならない点でした。お花を作ることとは全く別の作業ですね。でも基本的に凝り性なので、ソニーのデジタル一眼レフカメラを購入して、カメラの本なども買い勉強しました。 また今母の日向けの商品を作っているのですが、この位の価格なら買っていただけるかな、という価格設定を始めに決め、次に花材、と逆算して考えていくそのプロセスが難しいな、と感じることもあります。

― では反対に、よかったこと・感動したことは何でしょうか?
10歳になる娘が「ママ、がんばってお仕事してね!」と言ってくれることですね。もし仕事をしていなかったら「ママすごいね~」などの言葉ももらえなかったのだろうな、と思います(笑)。

あとは「先方からすごく喜んでいただけたのです!」という贈ったお客様からのお声をメールやお手紙でいただいた時ですね。「さあまたがんばろう。」という気持ちになります。お花の仕事は人に幸せにするのだなと実感し、やっていてよかったと思います。

感動というよりは驚いたことなのですが、昨年末に作った花が「YAHOO!プリザーブドフラワー・バスケット部門」で1,500位中1位になったことがありました。それを見たうちの娘が「ママのお花、すごく売れてるんだね~」と言ってくれました。

初めて自分の商品が売れた時は、「やったー!」というよりも「売れちゃったんだ、嘘みたい。」という気持ちの方が強かったですね。いまだに新商品を作って初めてご注文いただいた時はそのような気持ちになります。油絵用のフレームにバラを60本詰めた商品も、3万5千円と高額なので「売れないかな」と思ったのですが、実際に販売してみると還暦お祝いや病院の開院お祝いにと、とても売れたのです。

花を販売してみて初めてわかったことも多かったですね。お客様のニーズと自分の好みは違うという発見があったり、好みの分からない人に花を贈る時は、色の系統のはっきりしたものではなく、無難な色調のお花を贈ろうとお客様は考える、だからピンクや黄色などの色合いのやさしいお花が売れるのだとか。



― 花のビジネスを始めてから、生活面や精神面で何か変化がありましたか?

  充実感です。以前より時間管理をしっかりする必要がでてきました。朝起きたらまず「今日は何と何をやらなくてはいけない」と段取りを考えます。ただそういう現在の生活が決していやではなく、以前より充実感があります。
主人は大変協力的です(笑)。
またホームセンターに一緒に行き「この材料を使ってこうしてみようかな?」と私が言うと、主人が時折「じゃあこれはこうしてみたら?」とアドバイスをくれます。 家族全員工作など「物作り」が好きなのですね。私が花の仕事を始めたことで、家族もむしろ一緒に楽しんでいるようです。


― 今後の夢や目標をお聞かせください。
現在オーダーメイド・デザイナーの研修を受けていまして、なるべく早くオーダーメイド・デザイナー・デビューすることが目標です。お客様からどんなお花が欲しいというお声を直接聞くことで、今後の自分の商品開発にプラスになると考えています。今最初の研修が終了し、これから実際にお客様からオーダーを受けて制作する研修に入っています。プライベートでの夢は、娘と一緒に死ぬまでに1度はエジプトを訪れてみたいですね。


― これからマイスターを目指そうか、迷っている方に向けて一言お願いします。
 マイスターになると、「やりたいこと」の他に「やらなくてはいけないこと」も沢山出てきます。「お花を作ること」が大好きでも、その後販売するためにしなければならない作業があります。それが乗り越えるべき壁で、壁は自分で努力して乗り超えるしかないです。でも壁を乗り越えるための努力は、具体的には日々の勉強なので、大いに刺激になります。そういう面で「やりがい」がとてもあります。私にとって「好きなお花を仕事に」することは、OL時代から10年近くずっとやろうやろうと思っていて出来なかったことでした。それが実現した今はとても充実しています。だから他の方にも、やりたいこと・好きなことを是非やっていただきたいなと思いますね。

-インタビューを終えて

 お会いした瞬間、その場がパッと明るく華やぐような雰囲気をお持ちのマイスターsetsukoさん。お話の端々から「好きを仕事に」された方のパワーと情熱を感じました。その元気の源はご家族の愛情あふれるサポートであることもひしひしと伝わってきました。

 「マイスターになることは決して楽しいことばかりではない。壁もあるけれどそれを乗り越える勉強も刺激になる。」という勤勉で努力家の一面も垣間見えた最後のお言葉が印象的なインタビューでした。

合資会社 インスティル
 代表 松原和枝
その他のマイスターのインタビューはこちら: ASUKA 平木美和 インタビュー一覧
■ setsuko プロフィール

私がプリザーブドフラワーに興味を持ったのは学生時代の友人がプリザーブドフラワーの教室を自宅で始めたという報せからでした。 「いいな。自分の好きな事を仕事にして。私も自分の好きな事をずっと続けていける方法はないかな」と思い、探してアイビーにたどりつきました。 これまで、生花しかした事のない私には、プリザーブドのアレンジはまるで工作のようです。考え付く限りの事を試してみたくなります。 日々出会う、美しいもの、感動した事、旅先の景色、美味しかったもの。 すべてをデザインに生かせるようにアンテナをはりめぐらせていきたいと思います。 皆様に、ほんの少しでもそれをお届けできたらと思っています