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お店をひらいて成功した方の声 - マイスター 平木美和

マイスター 平木美和

 会う人を和ませるような優しい雰囲気が印象的なマイスター平木美和さんに 花をビジネスについて聞いてみました。

インタビュア・・・松原和枝


― 花のビジネスを始める前のご職業は何ですか?
 電気通信機器メーカーに15年ほど勤務していました。勤めながら、生花のフラワースクールに約10年通いその時期に色彩能力検定2級を取りました。


― 花のビジネスを始めたきっかけをお聞かせください。
 生花のフラワースクールに通っていた頃、スクールの先生がプリザーブドフラワーのネットショップを出店していて、自分もプリザーブドフラワーを仕事にできないかな、と家族の転勤を機に考えるようになりました。2006年の初夏です。

その後、ネット上で情報収集を始め、アイビーを見つけました。丁度転勤先の京都にスクールがありましたのですごいラッキーでした。これからはどこに行っても、すぐに始められる仕事をしたいと考えていましたので、ネット販売ができるアイビーは魅力的でした。

他のスクールも検討はしたのですが、そこで勉強したことが仕事に直接結びつく、という点が他のスクールにはなかったのです。「花を仕事にできる」という所が、まさにアイビーのマイスタークラスに申し込んだ理由ですね。

― 花のビジネスを始めて、大変だったことは何でしょうか?
デザインが思いつかない、また商品がイメージ通り形にならないなど生みの苦労があることですね。そういう時は暫定的に、作ったものをしばらく寝かしておいて時々ちらっちらっと眺めるようにします。ちらっと見た時の第一印象で「ここがもっとこうだったらいいのでは?」と感じた点を修正していくようにしています。

あとは、自分の商品が動かない時に「どこが悪いのだろう?」と考える時ですね。自分だけが売れていないわけではなく、他の方の商品は売れているので「自分との違いは何だろう?自分はどこで差別化すればよいのか」とひたすら考えるのです。苦痛ではないですが、少し大変ですね。

最初の商品はすぐに売れたのですが、その後1ヶ月間ほど売れないという経験をしたのです。デビューしたばかりでしたので、かなり悩んだこともあったのですが、逆に初期にそういう経験をしたことがよかったですね。その後、商品が暫く動かない時期を何回か経験したのですが、そういう時もむやみに焦らずじっくり考えたり商品開発をする時間に充てたりできました。

― では反対に、よかったこと・感動したことは何でしょうか?
自分が考えて作ったものを、選んでくださる方がいらっしゃることはやはり嬉しいですし、お客さまからの喜びの声をいただけるのは、本当にやりがいを感じます。

すごく印象に残っていることが1つあります。1ヵ月後に挙式を控えられた男性のお客様が、未来の奥様に向けて「あと1ヶ月だね。この先も力をあわせてがんばっていこうね」とお花を贈られたことがありました。素敵な贈り方だな、と感動しましたし、人生の節目となる結婚式に自分の花を選んで下さったことが嬉しかったですね。 

  意外に男性のお客様からのご注文が多いように感じます。全体の約7割は男性からのご注文です。ご用途は、開業・開店お祝いの他、彼女へのお誕生日プレゼントが多いですね。

― 収入面ではどのような変化がありましたか?
現在は、商品の売上を仕入れに回してしまうことが多いのですが、長期的につづけていくために数ヶ月単位で損益計算書を作成しています。


― 花のビジネスを始めてから、生活面や精神面で何か変化がありましたか?

 マイスターの仕事はやりがいがあるので、日々充実感を得るようになりました。また基本的に物を作るのが好きなので、特にプリザーブドフラワーの場合、ワイアリングなど細かい手作業があるのですが、そういう作業も苦痛ではなく楽しいですね。時間がある時はですが(笑)。

好きなことを仕事に出来て、商品を買ってくださる方がいて喜ばれる。幸せですよね。1日があっという間に経つ日もあるようになりましたね。デザインイメージを考え続けていて、あっという間にその日が終わってしまったり、その反対に1日で商品を作り上げてしまったりですとか。

「母の日」前などは忙しく、どうしても主人に不便をかけてしまうのですが、とても協力してくれるので助かっています。主人は、日頃からも応援してくれています。

また花関連の雑誌を買って眺めたり、通りすがりに花屋さんがあったら、リサーチも兼ねて入ってみて、今どのようなお花が人気なのか確認したり、こういう組合せは可愛いな、と気づくようになりましたね。 私は、デザインを考える時「器」から入るようです。「この器で何かを作りたい」という所から入っていきます。器の大きさで入れられるお花の分量が大体分かりますので、価格も自然と決まります。

  ― 今後の夢や目標をお聞かせください。
元々やっていた生花の資格(NFD)が2級で止まっているのでその勉強を再開して1級を目指したいです。取得してマイスターの仕事に更に幅を持たせ、相乗効果を発揮できたらと思いますね。今の仕事をより充実させることが当面の目標です。


― これからマイスターを目指そうか、迷っている方に向けて一言お願いします。

 やらないで後から後悔することが一番よくないと思います。普段は優柔不断な面もある私でしたが、マイスタークラスに申し込む時だけは、不思議と何の迷いもなかったのですよ。「やってみたい」と思う気持ちを大事にして下さい。

-インタビューを終えて

 優しげな色調と見ていて気持ちが安らぐ柔らかな雰囲気の作品同様、マイスター平木美和さんも、会う人を和ませるような優しい雰囲気が印象的な方でした。

 終始穏やかな口調で「私は優柔不断なので、1度始めるとだらだらと続けてしまう癖があるのです。」とご謙遜された言葉の中には、1度決めたら何事にも最後までやりとおす芯の強さが感じられました。それが現在マイスターになられて得た充実感につながっていることを確信したインタビューでした。

合資会社 インスティル
 代表 松原和枝
その他のマイスターのインタビューはこちら: setsuko ASUKA インタビュー一覧
■ 平木美和 プロフィール

大手電気通信機器メーカーに勤務するかたわら 生花のフラワースクールに通い、 日本フラワーデザイナー協会(NFD)2級、 色彩能力検定2級を取得。 2006年初夏、家族の転勤のため京都に。

長年勤めた会社を退職することになり、 自分のこれからの人生は 「好きなことを仕事に」 「この先どこへ転勤になっても続けられることを」 と強く思うようになり、そんな思いがアイビーとの出会いを 引き寄せてくれました。

アイビーでは、日常の何気ない風景や繊細な気持ちの数々を お花に託し、丁寧にデザインし、再び皆様の暮らしの中に お届けすることによって、もっともっと満たされた気持ちで 過ごしていただけるような、ハッピーサイクルを生み出せる マイスターになりたいと思います。 今後ともどうぞ宜しくお願いします。