渡邊「パリ便り」 第12回 Paris_taizai編 その2

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■Paris_taizai編 その2
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滞在2日目。
朝、7時に目覚めてしまいました。
しかし、まだ家の中はとても静まりかえっています。
フランスでは、日曜日はみんなのんびりと時間を過ごすのだそうですので、
ゆっくりお休みになっています。
その代わりフランス人は、週末は娯楽の国だそうですので、
早朝まで街で遊んでおられるそうです。
(Sさまのご家族は違いますが・・・・・)
金・土曜日の夜はとても道路が大渋滞します。
本当にすごい車が多いです。
まだ起きても音を立てると迷惑がかかるので、
フランス語でも覚えようかどうしようか・・・
そうだ、ふとあることを思いつきました。
Sさまが起きられてから思い切って言ってみよう!!
今日の私のスケジュールは、Sさまご夫妻がモンマルトルに
連れて行って下さる予定です。
夜は、パリの日本食レストランでの食事の予定なのですが、
私としてはこんなところに来てまで日本食レストランに行きたいとは思いません。
なぜなら、おすしと焼き鳥しかないので・・・・・
実は私、おすし苦手なんです。
そして、パリのおすしは美味しくないので・・・・・
ですから、今日の夜ご飯は、私が腕を振るいたいと思います!!
一応、飲食店を経営しておりますので、これでも調理師免許を持っております。
メニューのリストをメモに書いておきましょう。

8時半になったので、起きて出かける準備でもしながら、
皆さんが起きてこられるのを待ちましょう。
10時頃に皆さん起きてこられました。
ブレックファーストをいただきながら、Sさまは庭に何やら大きな袋を持って
出て行かれました。

小鳥や動物のえさを入れにいかれました。

こんなにかわいい小鳥やリスたちがこのお庭にやってくるのです。


小鳥やリスたちを眺めているだけで、和やかな気持ちになりますね!
あまり普段こんな光景を眺めることがないので、ゆったり、くつろげる時間でした。
そして、今朝私が決心したことを思い切ってSさまにお伝えしてみました。
Sさまはにこやかに、
「OK!Entendu!」(了解!)というお返事をいただきました。
それで、今日の朝のスケジュールは、日曜日の朝しか見ることが出来ない
“朝市”に連れて行っていただきました。
しかも、ウォーキングで。
歩きながら、いろいろ献立メニューの内容を伝えました。
Sさまは、私のいるものを「しっかり見てピックアップしなさい。」とおっしゃいました。
歩くこと15分。
着きました。“朝市”に。
小さな教会の敷地内で毎週日曜日の朝に市が出るのです。

露天を通り過ぎると、わ~~~すごい、感激です。
いっぱいお店屋さんが並んでいます。
魚屋さん。
威勢のいいオーナーさんがテキパキと魚をさばいていました。
見たこともない魚や魚介類がたくさん並んでいます。

八百屋さん。

お花屋さん。
カラフルです。

お肉屋さん。
すごいグロテスクですね。
豚足なんかもありました。

隣に量り売りのお惣菜コーナーがありました。
どれも美味しそうです。
私はサワークラフトに挑戦です。食べたことがないので楽しみです。
すごく大きなソーセージがのっています。
可愛い店員さんが入れてくれます。

まだまだたくさんお店はありましたが、2人とも両手に荷物が一杯になったので、
1度自宅に荷物を持って帰り、再度出直しです。
私の献立にいるものが自宅にあるものとないものを確認してから、
再度、車でスーパーマーケットへ。
フランスでは、日曜日はほとんどのお店がお休みです。
唯一開いているスーパーマーケットに行って、私のいる材料を購入しました。
といっても、Sさまが買ってくださったのですが・・・・・
もうスーパーマーケットには慣れっこです。
1ユーロコインを入れてカートを押します。
まずは、魚屋さんで、魚の頭だけ欲しかったのですが、頭だけは売っていません。
ですので、顔のついている魚を1匹と、ハマグリのようなにおいの貝を購入しました。

そして、ありますようにと願っていたものが、ありました!!
タラコです。
フランス語でoeufs de morue というのですが、私には読めません。
タラコが通じないので、「イクラはありますか?」とか
「ピンク色の魚の子はありますか?」なんて尋ねてみたり、
電子辞書で、Sさまに訴えて連れて行っていただいたコーナーにあったのがコレです。

タラコと言えば、コブクロに入っているピンク色のイメージですが、
フランスのはこんなパックに入っています。
ピンク色で、ツブツブがあるでしょ。何かクリーム系のもので和えてあるようですが・・・
賞味期限は、大丈夫です。

夫のお店で、いつも作って出しているメニューなのですが、
確かフランスの田舎料理と聞いたことがあったので、絶対にタラコはあると思ったのです。
そうそう、Tarama(タラマ)というものです。
マヨネーズは持っておられるみたいなので購入しませんでした。
それから、鳥のもも肉も。

さて、材料の揃ったところで、一旦自宅にもどりましょう。
Dさまの待つ自宅に荷物を置いて、いざ、Paris市内へGo!
奥様のDさまは、園長先生なのです。
市内観光をいろいろカーガイドしていただきながら、車で1時間ほど行ったところが、
芸術家の村といわれる“Montmartre”(モンマルトルの丘)です。

ここは、ピカソ、ユトリロ、ルノアール、サルバドール・ダリなど
有名な画家達が生まれた名所です。
サルバドール・ダリ美術館を見つけました。

シュールリアリズムの作品として”宇宙の象” などのたくさんの作品が展示されています。
ここでちょっとしたお土産に絵葉書やダリのマウスパッドなんかも購入しました。
そして、すばらしいパリ市街地の景色を見下ろせるモンマルトルの丘です。
Sさまご夫婦で、はいポーズ!

モンマルトルの丘の上にあるサクレ・クール寺院は、
ロマネスク・ビザンチン様式の建築物です。
ドーム型のこの建物は、パリ市民の心に安らぎを与えてくれる存在です。

こんな乗り物で、坂を上がれるのかな?

テルトル広場には、似顔絵描きの画家達が・・・・・
賑わっています。

そんな広場の前に可愛いカフェ

こんなリーズナブルな価格で絵が売っています。(1ユーロ=142円)

坂を歩いているとこんな人が立っていました。
ホームレスだけど、ヘッドフォンつけていました。
この人、先程違うところを歩いていた時も出くわしたので、歩くの早いなぁ・・・・

立っていた建物の看板には何と書いてあったのでしょうか?

丘の上の小さな教会の入り口で、クレープの屋台

ホットワインの屋台がありました。

ダンスホール“ムーラン・ド・ラ・ギャッレット”は絵になる風景ですね!

こんなCAN CAN のお店がありました。
Dさまは、お店の前で上機嫌で歌って踊られましたよ。

街並みのお店や看板


あの暴動のさなかなので、あちこちにパトカーが・・・・・
パトカーがいるだけに安心かも。

そして日が暮れてきましたので、車に乗ってパリ市内へ移動。
実は、私は明日から、昼間は一人ぼっちなのです。
明日は、モンサンミシェルに観光に行きます。
Sさまは、明日の観光バスの待ち合わせ場所の確認の為、
わざわざ車でまわっていただきました。
ご親切に、有難うございます。
場所も確認できたところで、家路につきました。
そして、いよいよ、シェフ渡邊の出番がやってきました。
“夜ご飯、失敗したら何もなし!” (笑い)
さあ、作りますよ~~~。
包丁はもちろんSさまの会社製のセラミック包丁を使用しました。
とても切れ味抜群(苦々笑い)です!はい!

献立は、
Dさまがお好きな
“MISOスープ(味噌汁)”
“チキンカレーソース煮込み”
“Taramaサラダ” の3品です。
“MISOスープ(味噌汁)”のおだしは、貝と魚のうろことりをしてぶつ切りにしたものを
ホットウォーターの中にいれてひと煮立ちしてから・・・・・
こんな魚です。グロテスクでしょ。

SさまにHelp!
「日本のお酒はありませんか?」と言ったら、さすが社長さんのお家ですね!
予測どおり、世界各地のお酒がありました。
しかし、味噌がないのに今頃気付きました。
いきなりえらいことだ!!
と思っていたら、Dさまが“朝げ”を持ってきてくださいました。
6人前分の赤出汁味噌がありましたので、全部入れました。
そして、乾燥ワカメといりこのふりかけも発見したので、なべの中に入れてグツグツ煮ました。

味噌汁をつくっている間に、オーブンで昨日残っていたランチのグリルチキンを温めました。
もちろん、今朝購入したもも肉を下味をつけたものと一緒に・・・・・
40分ぐらいオーブンで焼いて、フライパンで野菜のみじん切りしたものと
塩コショウ白ワインカレーパウダー、バターでソテーし、
チキンを肉汁ごといれて、さらに蓋をして20分ほど煮込みます。
グリルの加減をDさまにみていただいて・・・・・

別のなべでボイルしたポテトをSさまにマッシュにしていただきました。
まだ熱いので、外で冷やしていただいてます。

そして、ポテトが冷めたところでTaramaとマヨネーズを混ぜようと思ったら、
マヨネーズが賞味期限切れでした。
仕方がないので、マヨネーズを作ろうかなと思いましたが、時間がかかるので、
Taramaはクリームのようなものと混ぜてあったのが幸いして、マスタードに
レモン汁をかけたものとあわせて混ぜてみました。
これで完成です。
“MISOスープ(味噌汁)” 青ねぎをトッピングして

“チキンカレーソース煮込み”

“Taramaサラダ” パンにはさんでもいけるかも

です。
さあ、テイスティングです。
緊張の一瞬。


「Very good !! Very nice !!」
と言って、4人とも3種お変わりをしていただいて、“MISOスープ(味噌汁)” は完食です。
味噌汁とお魚はホントお好きみたいですね。
よかった!お口にあって!
そして晩御飯が食べれて!
私もやるときはやります!いえ、出来るのです!!
(家に帰ったらプロがいるのではずかしくて全くしませんが・・・・・)
私は美味しいワインをいただいて、
今日もこれで安心して眠れます。
明日は、とても早いので Bonne nuit
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